:皐月賞に係る覚書1
- 桜花賞はやんないよ。
- 阪神牝馬Sも牝馬限定戦だからやんないよ。
- で、早々に皐月賞を考えていきたい。
- と言っても、ほとんど結論は出ているのだが。
- 近年の傾向として、3月のトライアルを使わずに直行してくる馬が目立つようになった。
- 今年のメンバーだと、
- エイシンフラッシュ(京成杯1着)
- ガルボ(シンザン記念1着)
- シャイン(きさらぎ賞6着)
- ダノンハラショー(アーリントンC14着)
- ネオヴァンドリーム(きさらい賞1着)
- ハンソデバンド(共同通信杯1着)
- レーヴドリアン(きさらぎ賞2着)
- で、実際トライアルを使わずに連まで来たのは、
- 20年前のハクタイセイ(きさらぎ賞1着)まで遡らなければならない。
- 近年では、07年のフサイチホウオー(共同通信杯1着)と、
- その父である01年ジャングルポケット(共同通信杯1着)の3着が最高で、
- 全く相手になっていない。
- 昨年も、
- リーチザクラウン(きさらぎ賞1着)の2番人気13着を筆頭に、
- シェーンヴァルト4着、ナカヤマフェスタ8着、アントニオバローズ9着が直行組。
- まあ、いつかはトライアルに出走しなかった馬が来るんだろうけど、
- その場合、1着が最低条件じゃなかろうか?
- この時期の競走馬は近々の実践経験が生きてくる。
- 昨年は皐月賞らしからぬハイペースになり後ろ決着になっているけど、
- 本来は前々の流れに乗った馬が勝つのが皐月賞だと思う。
- 昨年も同じことを言っていた。
- 今年はアリゼオの出方次第だけど、そんなに無茶なペースにならないはず。
- 基本的に先行馬中心に考えたい。
- トライアルレースで最もレベルの高かったレースはどれか?
- この峻別が非常に大切である。
- 弥生賞が重馬場だったことで単純にタイムで比較することはできないが、
- 小生は、若葉S>弥生賞>スプリングSと見ている。
- 若葉Sは、2ハロン目が10.5秒で、前半の3ハロンが34.5秒で流れた。
- この時期の2000m戦で、前半が34秒台になるのはあまりない。
- 若葉S史上、最も速いペースになった。
- 過去20年の弥生賞で、前半は34秒台になったのは07年のアドマイヤオーラの年のみ。
- 道中6番手からの差し込みを決めた。
- 皐月賞においても、過去20年で3回しかない。
- すなわち、
- 昨年のアンライバルド(34.8)、
- 96年イシノサンデー(34.4)、
- 94年ナリタブライアン(34.8)だ。
- それぞれ、リーチザクラウン、サクラスピードオー、サクラエイコウオーという、
- 人気を背負った逃げ先行馬がおり、ハイペースは必然だった。
- このペースで粘れる3歳馬はまずいない。
- これら4レースは当然のことながら上がりの時計がかかるのだが、
- 今年の若葉Sは、12.3-12.1と最後の1ハロンタイムを縮めた。
- それぐらいペルーサのパフォーマンスは圧倒的だったわけだが、
- やや人気が過剰になった◎ヒルノダムールも、2着ながらかなりの能力を垣間見せた。
- ペルーサとの差は、1番人気と2番人気の馬の展開の差だろう。
- この馬自身も2分ジャストで走破しており、相当優秀。
- ラジオNIKKEIで同期の一線級と遜色ないレースを展開しており、
- 皐月賞の連はカタいと思っているのだが。
- ○ヴィクトワールピサは世代トップのレースセンスだが、
- 中山2000mのフルゲートってことで、ヒルノダムールを上と見た。
- この2頭でいいような気がする。