:皐月賞に係る予想
- 小生は、サダムパテックの能力をはかりかねている。
- 確かに東京スポーツ杯2歳Sのパフォーマンスは高いものだったし、
- 弥生賞はどんな競馬であろうと、勝つことが求められてレースであったから、
- 課題はクリアしていると思う。
- 東京への変更も「追い風」とする向きが多い。
- 小生が気にしているのは弥生賞のレベルだ。
- プレイやデボネアという相手なりのタイプの馬が、ここまで上位に来られる展開。
- プレイはたぶん、どのレースでもほぼ100%の能力を出すタイプであり、
- つばき賞2着、ホープフルS5着というのはこの馬の現状におけるポテンシャルだと思う。
- 他方、ターゲットマシンは過剰に人気したし、
- 実力馬オールアズワンは、休み明けという言い訳がつく。
- ペースも前半は悉く12秒台であり、若葉SやスプリングSのほうがタフなレースになったと思う。
- 前も言ったように、トライアルの順位付けは若葉S≧スプリングS>弥生賞と判断している。
- ここは思い切って軽視したい。
- あと、小生が気になる「風潮」は、
- 「東京/開幕週/スローペース/外は届かない」という風潮だ。
- 「東京/開幕週/外は届かない」という点は、昨年階催時の刷り込みがあるように思う。
- ただ、極端にスローペースになるかというと、小生はあまりそう思っていない。
- 逃げ馬は不在だが、前へ前と行きたがるはずで、
- 小生の勝手なアレから言わせてもらえば、極端な上がり勝負にはならなさそう。
- 必要なのは断続的に使える脚。
- これは中山の皐月賞と変わらないと踏んでいる。
- それから極端な差し込みもまた、あまり考えていない。
- つまり、残り100mで先頭に立った馬が勝つような気がする。
◎ダノンミル
- 若葉Sのレースぶりを信用するなら、最も魅力的な1頭。
- で、小生はあの激走を「能力」と見込んだ。
- カフナと非常に悩んだけれども、勝ち切ったという点と上昇度を重視した。
- 巷では「上がりの脚がない」とか、
- 「相手が弱かった」とか言われているが、
- タイムも優秀だし、何より断続的な脚が求められる展開に耐えたことは評価していいんじゃないか。
- しかも前半ややかかり気味だったしね。
- ユニバーサルバンクやダノンシャークも簡単な相手ではなかった。
- トーセンラーやフェイトフルウォーあたりの直行組のほうが人気しそうで、ここまでが狙い目。
○ベルシャザール
- トライアルをトライアルとして戦った唯一の馬。
- もともとエンジンのかかりが遅い馬。
- 萩Sの時も3番手追走から、直線に入ると7番手くらいまで下がっている。
- 最後は何とか盛り返してきたが、課題の残るレースだった。
- その短所を長所に変えたのがホープフルSにおけるルメールの騎乗。
- つまり、ある程度出して行ってそこそこのペースにし、
- 追い込み馬の直線一気を嫌ったレース。
- 2番手づけから、11.7-11.5-11.7でまとめることができるのだから、能力はある。
- スプリングSは直線入り口でグランプリボスが壁になり、追い出しが遅れた。
- 結果として、オルフェーヴルに一気に来られたが、
- 早々に交わされたわりに、最後まで食い下がった。
- しかも、オルフェーヴルが内にもたれてきたため、グランプリボスに挟まれるような形になり、
- アンカツは追いにくそうだった(パトロールビデオ参照のこと)。
- 1.追い出しのタイミングが遅れること、
- 2.瞬発力勝負になること、
- は、この馬にとっては分が悪くなることが改めてわかったし、
- レース後のアンカツのコメントを読む限り、
- アンカツ本人もこれらに気付いている。
- したがって、本番ではそれなりのポジションを取りにいくだろうし、
- スプリングSは東京の本番を見据え、テンから仕掛け気味に行った。
- (おそらく外枠対応)
- オルフェーヴルとの決着がついたと判断するのは尚早。
- さて、問題はオルフェーヴルだ。
- 今日の今日まで、
- 兄ドリームジャーニーが左回り不得意だからと言って、
- この馬にその理屈を適用できるとは思っていなかった。
- 新馬戦は新潟で勝っているわけだしね。
- ただ、スプリングSのささり癖を目の当たりにすると、
- 左回りはやっぱり不安。
- 唯一大敗した京王杯2歳Sは出負けした以上に、
- 追えていないというか、
- 画面が小さくてわかりずらいが、手前がうまく替わっていないようにも見える。
- 昨年のような前有利の馬場コンディションであるならば、
- あの走り方では上位に来れないと判断している。
その他