:中山金杯



 寒竹賞を観たとき、思った以上にタイムが速いことに気づいた。この時期だからレベルに差があるとは思うが、金杯と寒竹賞のタイム差はおよそ2秒である。



  • 07:寒竹賞(2:04.1)―金杯(2:02.4)
  • 08:寒竹賞(2:02.3)―金杯(2:00.7)
  • 09:寒竹賞(2:00.7)

 この時点で今日の金杯は58秒台決着が濃厚になった(結局タイムは1:58.5)。予想は少し重い馬場を想定していたので、正直「参った」。シャドウゲイトとか要らないレースになったし……。ただ、そうなるとオペラブラーボあたりはもっと上位に食い込めるはずだったんだけどなぁ。もうちょっと見てみたいと判断しかねる。近走の上がりだけ見ているとキレる馬のように思えるが、血統背景を考慮すれば、ズブい馬なのかもしれない。2600mの奥の細道特別で惨敗した以降、1800〜2000m戦を徹底して使っているが、あれは不良馬場が影響したのであって、距離はむしろ長いところのほうが向きそう。




 ただ、アドマイヤフジがこのタイムで走破してきたのはいささか驚きだ。昨年の毎日王冠でもスピード決着に対応はしていたが、一昨年の宝塚記念*1のイメージが強いので、どうしてもやや時計のかかるほうが向いていると考えていた*2。それを考慮したからこそ、陣営は前走でダートを使ったんだと思う。よくわからん。ただ、この寒い時期に走ることは間違えなくて、新馬戦以外は全て冬場で、夏の札幌や函館で惨敗していることから、こういう馬なのだと解釈するしかない。



 ヤマニンキングリーは地力を侮ったというか、憶測を誤ったと言ったほうが適当。クラシック戦線で戦ってきた馬が、やや王道路線から外れると、すぐに結果を出すタイプとそうでないタイプがいる。ここ2走、古馬にしぶとく勝ってきたのをもっと評価すべきだったか?今後、この馬の取捨の難しい点は、1.斤量が増えてどうなのか、2.どこまでの距離延長が可能なのか、の2点に集約される。ちょっとサクラメガワンダーと同じようなニオイを感じる。



 ネヴァブションはやや反応が悪かったが、最後0.2秒差まで肉薄してくるあたりは能力を感じた。やや距離が短かったことと、速い決着になったことを考慮すれば上々で、見直しは可能。キングストレイルエアシェイディ同様、小生は「サンデーサイレンス最後の追大物」と形容しているから、もうちょっと走れるんだろうが。やはり太かったか。



 明日から仕事だが、大学からヤマニンエマイユショウナンアルバhttp://d.hatena.ne.jp/yamada-no-oboegaki/20090103/1230941269)をこっそり応援。


*1アドマイヤムーンメイショウサムソン

*2:と言っても今回は買わなかったけどww