:淀短距離Sに係る予想*1



 16頭中、14頭が尾張S組で、再戦の様相である。ここまで揃うと逆に予想しにくい。シンガリまでのタイム差が1.0秒と僅差で、且つ、展開ひとつの流れだったので、着順が大きく入れわかる可能性がある。特に、外から追い込んできた組――ヘイローフジ、エムエスワールド、セトノゼディタブ――をここでは軽視したい。




 このところ福島や函館など重い馬場で良積を残しているサープラスシンガーはやはり最右翼。今の京都はやや時計がかかっているし、また内が伸びるので逃げ切りが濃厚。逆転の可能性のある馬を探すならならば、ベタだがミリオンウェーブだろう。欲を言えば、もう少し速い馬場がいいのだけれども、やや頭打ちの現状ではあまり高速決着にならないほうがかえっていいような気がする。コスモベル、メイショウトッパーあたりは高速決着を切望する馬。今の馬場では向かない。というよりも、季節的に暖かくなってこその馬だと思う。




 尾張Sは前に行った馬にとってやや厳しい流れになったので、先行して潰れた馬をここで見直したい。まず、サイキョウワールド。OP入り後の成績はパットしないが、1200m戦の限っては勝ち馬から0.4〜0.8秒で食い下がっている。母の兄弟はディランダル、サイキョウサンデー、マルカサワヤカとスプリントの重賞戦線で戦ってきた馬。血統的な下地は揃っている。ゼットフラッシュやや時計の要す今の馬場で巻き返し可能。能力的にはここでも通用するマヤノベンケイまで。



  • ◎サープラスシンガー
  • ○ミリオンウォーブ
  • ☆サイキョウワールド
  • ☆ゼットフラッシュ
  • ☆マヤノベンケイ