:日経賞に係る予想



 やや時計がかかっている中山の馬場と、過去5年の日経賞の傾向から予想を組み立てていこうと思う。そろそろ初日を出したい。



今年に入って日経賞まで何戦こなしたかを以下のように表す。

  • 0―3―3
  • 2―1―1
  • 0―3―2
  • 3―2―1
  • 1―0―2

休み明けで連まで来たのは、マツリダゴッホ有馬記念1着)、リンカーン有馬記念3着)、ゼンノロブロイ有馬記念3着)と、G1で好勝負をしてきた実力馬ばかり。ホクトスルタンをここに入れてしまうのはあまりに気の毒。静観。


金杯AJCCと本命にしたネヴァブション。条件、騎手ともに心強いが、ここは敢えて捻ってみようか。というのも、57.5 キロで勝ち味に遅かった馬が、果たして58キロで信用度を高くしてよいのだろうかとおいう迷いである。確かに58キロのステイヤーズSで2着と食い下がったが、頭にする勇気がない。昨年のアルゼンチン共和国杯から高いレベルで状態を維持してきただけに、前走で打ち止めの感がある。


思い切ってダイワワイルドボアを本命にしてみようと思う。今年は金杯(8着)で1戦を消化。世間的な狙いはその金杯にあったように思う。ただ、金杯が非常に高速決着になったことは、この馬にとって不運であった。あまり器用なタイプじゃなさそうだしね。距離延長は確実にプラスで、時計を要する今の馬場合う。16着と惨敗したものの、JC出走は「ダイワメジャーの後継」と言わしめるからこそ。


長距離の少頭数の割に、先行馬が多いのが特徴のこのレース。キングストレイルが行くだろうが、この距離初めてでスローに落としたい。ただ、ホクトスルタンも休み明けというものの自分の競馬に徹するだろうから、ハナを主張するだろう。コスモバルクマンハッタンスカイシルクフェイマスも前々へ。ただ、往年の粘りに欠ける馬だらけなので、マクリ切る馬が入れば、一気にこれらを飲み込むことは可能。ステイヤーズS制覇のコンピが復活したマキハタサイボーグが楽しみ。ネヴァブションを競り落とした時も、この馬が57キロでネヴァが58キロ。差は変わらない。今年に入ってからは日経新春杯で1戦を消化。ある程度の位置をキープできる推進力さえ戻れば、十分に戦える。▲ネヴァブションと△アルナスラインまで。




買い方は迷いところだが、ダイワとマキハタの2頭を頭にする3連単になると思う。