:東京新聞杯に係る回顧録



 京都牝馬Sとともに、この土日は最悪だった。まず、馬場状態の悪化を必要以上に考えすぎた点、そして参考レースをしっかり観なかった点に集約される。特に後者は「数値として現われないもの」を見定める最良の情報にも関わらず、疎かにしてしまったのは大いに反省すべきであろう。


 競馬が的中する時、以下の5つの要素が噛み合った時だと思う。すなわち、

  • 抜け目のない予想
  • 必要十分な買い方
  • 金銭的な余裕
  • 精神的な平穏
  • そして、運

 今週は私生活で悶着があり、やや精神バランスを欠いていた。それがこの悲惨な結果に直結したとは思わないが、いい予想をするには精神的な安泰は不可欠だ。




 まずは東京新聞杯から。これはどう考えても当てることはできない。できないが、もう少し何とかならなかったか。重馬場=ショウワモダンという浅はかな予想は、競馬新聞の孫引きである。余計な情報に流されないようにするため、敢えて競馬新聞を使っていないの......。感覚的な「イヤな感じ」をもっと大切にしたい。ここではローレルゲレイロサイレントプライドがそれだった。サイレントプライドの能力はピカレスクコートに毛が生えたくらいじゃなかろうか。しかし、ここでキャプテンベガは意味がわからん。展開的に先行した馬にとって苦しくはなったが、だったらキストゥヘヴンなどはもっとやれていい。もう少し悩んでみる。京都牝馬Sについてはもう書くことがない。



 来週の小倉は、フサイチアウステルに期待。