:フェブラリーSに係る予想



 「カネヒキリヴァーミリアンに勝てる馬」を1週間考えた結果、◎カジノドライヴしかいないという結論に至った。日本でのデビュー2戦目が古馬相手のG1なんて馬は過去に例を見ないが、一介の馬ならば大惨敗も避けられなかったはずだ。新馬戦で1.54.4だった馬が、1.49.7までタイムを詰め6着に抵抗してみせたのだから能力の塊としかいいようがない。しかも、アメリカ遠征からぶっつけで挑んだから尚更である。やや掛かり気味になるこの馬にとって、マイル適性は相当高いはずである。単勝2番人気だが、単勝が売れているだけであって、連の中心はあくまでもカネヒキリヴァーミリアン。ここは1着固定が妥当なところ。



 以下はカネヒキリヴァーミリアンと戦って来なかった馬をチョイスしたい。サクセスブロッケンあたりは現状役不足じゃなかろうか。端午Sを1分50秒台で走破できたらゴールドアリュールカネヒキリレベルだと断言できるが、サクセスブロッケンは1分51秒を要した。また、JCでもタイムを詰めることができず、世間もこの馬の能力に対して懐疑的になっている。サンライズバッカスも逆転は考えにくい。その中から、○アドマイヤスバルを推す。ダート馬であることは確かなのだが、マイルCSでは芝でも水準以上にやれることを証明してみせた。嘗てアドマイヤドンゴールドアリュールが覇権を争っていたころ、間に割って入ったのは、つねに一緒に戦ってきたプリエミネンスでもハギノハイグレードでも、カネツフルーヴでもなく、芝路線を走っていたイーグルカフェだった。もちろん、芝で頭打ちになった馬がダートで活路を見いだそうとし、失敗するパターンが大半だが、スバルの場合は自分のテリトリーに帰ってきたという認識でいい。一発を特に警戒したい。路線が違う組では短距離戦線を戦ってきた馬がいる。とは言っても、東京のマイルは普通の短距離馬が通用するほど甘くない。だから、ガーネットS根岸Sは決していい成績を残しているとは言いがたい。今回はフェラーリピサがその代表的な存在だが、横山が乗るビクトリーテツニーに注目。前走は度返しできる不利。有力馬に先行馬が揃っただけに、横山特有の直線一気を決める。△ヴァーミリアンを侮るなかれ。




 カジノを頭に固定し、以下の3頭を2、3着候補にする。