:天皇賞に係る覚書2



サクラメガワンダー

 贔屓にしている一頭であるが、ここは見送りたい。月曜日から180度の方針転換。というのも、ローテーションにいささかの不安を覚える。鉄砲成績は悪くはなく、今年の金鯱賞京都記念以来3ヶ月間隔が開いたけれども、危なげないレースぶりで人気に応えた。小生が問題にしているのは、この天皇賞後のローテーションである。陣営は天皇賞→JC→有馬の3走を予定しており、友道は「最大の目標を有馬に置く」(ニッカンスポーツ:http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20091027-559846.html)としている。以前はマイルもこなしていたが、充実期を迎えた今は、むしろ2000m超のレースで結果を残しているし、陣営もそれを見込んでの仕上げになると思う。毎日王冠もしくは京都大賞典を使ってからG1を3連戦すると、有馬記念にピークを持ってこれないという判断だったのだろう。したがって、天皇賞をマジで狙いに行く馬とのデキに差がありそう。



キャプテントゥーレ

 1ヶ月くらい前は、打倒ウォッカの1番手だと思っていた。しかしながら、この馬に関しても、ここでは静観したい。朝日チャレンジCはなかなかの根性を見せたが、関谷記念同様、極端な瞬発力勝負になり、即信頼できる内容ではない気がする。もともと皐月賞の段階でも2000mはギリギリというのが陣営の判断だった。復帰2戦目の朝日チャレンジCを勝ったことで、輿論はこの馬の能力を買いかぶりすぎている感がある。先行馬が多数おり、且つ、先行馬が悉く捕まる今の馬場にあっては、世間並みには信頼おけない。また、先週から時計が異様にかかり始め、ここは消耗戦になる様相。マイルCSまで見で。