:マイルCSに係る覚書
- ここ10年の中で、おそらくもっともレベルが低いメンバー構成。
- 最優秀短距離馬候補のウォッカ及びローレルゲレイロの不在、
- 2年連続2着のスーパーホーネットも不在、
- 結局、カンパニーが一本被りになる様相を呈している。
- 前哨戦の京成杯AHと富士S、それからスワンSも、
- 決してレベルの高いものではなかった。
- タイムはどれも優秀なんだけど、
- じゃあ、G1でってなると、ちょっと違う気がする。
- 例えば、アブソリュート、スズカコーズウェイ、スマイルジャックあたりは、
- 安田記念で勝負をさせてもらえなかった。
- まあ、勝負をさせてもらえなかった馬同士が戦い、
- その中から勝者が出るというのが競馬という相対主義に支配されたゲームなのであるが。
- 小生はリーチザクラウンをマイラーだと思っている。
- 昨年のラジオNIKKEIで負けた時にそう思った。
- 是非とも出てほしいと思っているわけだが、
- 陣営は何が何でもJC路線のようだ。
- 京成杯と富士S及びスワンSのレベルが低いと判断した結果、
- 天皇賞組を中心にチョイスしていくしかない。
- その中で、
- ◎アドマイヤフジがよかろうというのが現段階の考えだ。
- カンパニーは後から考えるとして、
- 天皇賞ではフジ、スマイルジャック、スマイルジャックは0.1秒差だった。
- そして、マイルCSで最も人気がないのはフジだろう。
- それも極端に人気がないとはずだ。
- スマイルジャックとキャプテントゥーレをそこそこ人気を集めると思う。
- さて、
- 問題は、アドマイヤフジがマイルをこなせるか?ということだ。
- マイルは新馬以来出走していない。
- ここ4年は1:32秒台の決着になっており、このタイムなら確かに厳しい。
- ただ、メンバーの弱化と馬場の損傷で、33秒台になれば台頭できると踏んでいる。
- 過去5年におけるマイルCSのレース全体の上がりは34.8である。
- フジの今年7走の上がり平均は34.9である。
- 新潟は上がりの参考にはならないが、それでも58.5キロを背負ったし、
- 中山記念、大阪杯は馬場が少し重かった。
- それを考慮すれば、かなり立派な数値だ。
- しかも、フジは2〜6番手を追走し、
- 前半でもそこそこ脚を使っている。
- マイルで成績が安定し、フジと同様番手からのレースをするザレマの場合、
- 今年の平均上がりタイムは35.1秒だ。
- スマイルジャックが不良馬場の東京新聞杯と新潟の関谷記念を除外すると34.2秒。
- ただし、後方から脚を溜めたレースも半数あり、
- これぐらいの時計が出るのは当然。
- したがって、フジに関して少なくとも上がりに対する不安ははい。
- 問題はテンのスピードだ。
- さすがに2ハロン目は10秒台になるだろうが、
- 基本的にガンガン行く馬はいなさそう。
- ザレマ、キャプテントゥーレ、ヒカルオオゾラあたりしかいない。
- この中に入ってしまえば、アドマイヤフジにも十分チャンスがありそう。
- あ、眠い。寝る。