:ああ、しんどい
- いや〜、寒い。原付にとっては一番厳しい季節。
- 40分が限度だ。それ以上になると、表面的な寒さでは留まらない感じ。
- しかしながら、小生の人生において、自動車は不要だと思っている。
- そもそも、普通自動車免許ですら不要だと、25歳まで思っていた。
- チャリと電車があれば、生きていけると本気で考えていたのだ。
- まあ、名古屋に越してきて、そうも胃っておられないと齢26にして免許を取得したわけだが、
- 実質「ペーパー」になっているわけよ。
- というか、車を運転すると極度に緊張するため、身体にも悪い。
- 大学の車を運転する時は、1km離れたガソリンスタンドから帰ってくると、
- 季節を問わず、背中が汗だくになる。
- 小生が公道を走ることは、公共の福祉に反するのだ。
- 400ccの単車を購入してからはしなくなったが、
- 原付で白川郷まで行ったことがある。
- 自転車の乗れた頃、どこまでもいけそうな気がした、あの感じ。
- 一昨年のシルバーウィークのこと。3日で500キロ超走った。
- 特に2日目は高山〜白川郷〜下呂と250キロを走破した。
- 平坦な道路だったら平均50キロ毎時くらい出せるんだろうが、
- 白川郷から泉鏡花の『高野聖』で有名な天生峠(標高1290m)なども通ってきたから、
- 15キロくらいでチンタラチンタラ。
- 原付にはかなりの負担をかけたはず。
- しかし、あれはあれで面白かった。携帯用のガソリンタンク積んでさ。
飛騨から信州へ越える深山の間道で、ちょうど立ち休らおうという一本の樹立ちもない、右も左も山ばかりじゃ。手を伸ばすと達きそうな峰があると、その峰へ峰が乗り、嶺が被さって、飛ぶ鳥も見えず。雲の形も見えぬ。 泉鏡花『高野聖』