:低予算GW③
- 愛犬ナナも7歳になった。
- 非常に臆病でビビリである一方、とんでもなく図々しい面もある。
- 少しは老成してもいいようなものだが、落ち着きなんてものはこれっぽっちもない。
- おそらく、親父の偏愛が性格形成に甚大な影響を与えたと思われる。
- 息子たち――すなわち小生を含めて――という大いなる失敗作があるというのに、
- 同じことを繰り返すのもどうかと思うよ、全く。
- 「低予算」と掲げ、遠出することもなくこの連休を過ごしたわりに、
- 結局、あれやこれやと支出があって、やはり「病気」ですな。
- 人格形成上で、これまた甚大な落ち度があったにちがいないww
- 昨日の告別式代理は、無茶苦茶疲れたし。
- 途中から、今池のばあさまのことなんて正直、どうでもよくなってしまった。
- (まあ、齢96なら納得するしかあるまい。)
- そもそも、親戚とはいえほとんど見ず知らずの人ばかりで、
- ニートしている親父の兄貴しか知らない。
- この兄貴――小生からすると伯父になるわけだが――は、一族屈指の変わり者。
- もっと端的に言えば「キチガイ」。社会性なんてものは一切ない。
- だから、定職らしきものを持ったことがないし、
- 61歳にして1度も結婚してない。加えてアル中気味である。
- 告別式も時間ギリギリでやってきて、スーツもくたくた。
- 夕食時はここぞとなかりにビールを呷っただけ。
- 今池の連中も伯父を「変わり者」としか扱っていないから、相手をする人間もいない。
- そいうわけで、血統上近しい小生にしょーもない薀蓄やらを垂れてくるわけだ。
- その「介護」に小生は疲れ果ててしまった。
- ああなると、惨めやね。
- ただ、小生も気をつけないといけない。
- 少なくとも、兄弟の中では最も駄作だからvv
- なんしか親族席に座らされて、棺桶運んで、お骨拾いまでして、
- 終始、よくわからなかった。
- で、小生は思った。
- 「これからは告別式に出席する代行業者が出来るんじゃなかろうか」と。
- つまり、告別式なんて誰も出たくないわけだ。
- 特に遠縁になればなるほど。
- そこで、専門の代行人に任せてギャラを払い、
- 代行人は滞りなく、告別式やそれに係るお勉めをこなす。
- もちろん、プロだからここぞという時には涙を流す。
- 親族代行として、一切の粗相はない。
- という商売があってもいいような気がした。
- 要は、一連のお勉めはそれぐらいハードで苦痛だってこと。
- 植物がいい感じに育ってきた。
- ドラセナも明らかに葉っぱの量が増えてきたし、
- 幸福の竹も若芽が伸びてきた。
- あと、根が腐りかけている欠陥商品(最右)を安価で購入してきて、
- ハイドロカルチャーを変えて再生を目指す。
- 蓋し、植物は強いから「過保護」である必要はない。
- しかし、植物を育てるのがこんなに愉しいものだとは思わなかったな。
- 村上春樹。
- 村上作品に対しては、「内包された読者」に徹することができずにいる。
- (もちろん、その立場がブレない人は皆無なんだろうけど。)
- ある種の嫌悪感と、他方である種の羨望とでも言うべきか。
- ただ、この『1Q84』に関しては、これまで小生が読んで中では良いほうだ思っていた。
- 単純に、面白いと思った。
- もっと言うならば、別に2巻で終わっていてくれても全然問題なかった。
- 例によって、謎は謎として残され、「あとはご自由に解釈してよ」というあのスタンスだ。
- で、3巻を読んでみて、小生には荷が重過ぎるね、わけわからんもん(笑
- 小生は、ある作品があって、そこに1つの解答やら解釈やら背後関係やらを求めることに、
- ほとんど興味がない。
- 確かに、そういうことに被れた時期もあったけれども。
- でもさ、それって日本の悪しき国語教育の一旦だと思うわけよ。
- 解釈、作者の意図、登場人物の気持ちなんかは実にどーでもいい。
- 村上はそういったことが好きな読者を煽るから、謎解き本なる怪しい書籍が店頭に並ぶ。
- 小生としては、例えば『優雅で感傷的な日本野球』を逐一解説してほしいのだが。
- で、殊3巻に関しては、ストイックさが足らなかったのではなかろうか?
- つまり、青豆・天吾・牛河の3視点で描かれていて、
- 青豆と天吾の再会がひとつのクライマックスと考えるならば、
- 牛河の章で青豆と天吾の再会がさくっと書かれちゃっているのは、
- なんだかなぁ〜。
- 600頁、1巻からつごう1,800頁を割いた重みがどっかへ飛んでしまう。
- 簡単に言えば、村上作品というのは、
- 「本好きの、本好きによる、本好きのための作品」と言っちゃえば決着がつく。
- 何これ?4巻出るの?いい加減頼むわ〜。
- ピアノ。
- GW中は結構ピアノと対峙したんだけど、
- まだまだ世間様にお聞かせ出来るだけの域に達していない。
- ああ、中島みゆきの「時代」ね。
- そもそもピアノを始めたきっかけは、
- もちろん、単にやりたかったってのもあるけど、
- 同時に、この軟弱になった集中力を鍛え直すこともパッケージで始めたわけ。
- で、確かにやっている間は忘我の境地というか、
- ただそれだけに打ち込める時が10分くらい(笑 はある。
- つまり、受身ではない事項として。
- NHKマイルはちょっとやる気になってきた。
- 他方、明日から仕事だと思うとため息しか出ない。